Page 7 - PAVILION BOOK JAPANESE ebook
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パビリオンのストーリー                木材を使用した建築は短期間で施
                           工でき、資材という観点から見ても
大使館の敷地内にパビリオンを建            生態学的に持続可能で、大変効率
てることを最初に考案した               的です。東京の大使館のガレージ
『創始者』は、駐日フィンランド大           のように、既存の建物の上に追加
使館のJukka Siukosaar(i ユッカ・  することもできます。建築パーツは
シウコサーリ)前大使とビジネス・フ          Metsä Wood(メッツァ・ウッド)の
ィンランドの Pekka Laitinen(ペッ   提携企業Timberpoint(ティンバー
カ・ライティネン)でした。最初は東          ポイント)の工場であらかじめ組み
京オリンピックの公式オリンピック           立てられました。パビリオンの建築
パートナーハウスにするという構想           は順調に進み、骨組みの設置はわ
でしたが、パビリオンにはより多く           ずか2週間強で完了しました。
の可能性があるということがすぐに
分かってきました。このパビリオン           メッツァパビリオンの設計は受賞
は、歴史的に、フィンランドから東           歴のあるフィンランドの建築事務
アジアへの最大かつ最も重要な貿            所Helin & Coが行いました。構造設
易プロモーション、かつ、フィンラン          計はA-エンジニアズ(A-Insinöörit)
ドの輸出の本拠地となりました。            が担当しました。内装のデザイン
                           は世界的に有名なデザイナーUlla
パビリオンの構想が始まってすぐ            Koskinen(ウッラ・コスキネン)と
に、メッツァ・グループがメインパー          フィンランドのデザインブランドに
トナーとしてプロジェクトに参加し           よるものです。パビリオン内のすべ
ました。パビリオンの建材にメッツ           ての家具とアイテムはフィンランド
ァ・グループの軽量で多数の利点の           企業が提供し、フィンランドデザイ
あるKerto® LVLを使用することが決      ンの素晴らしいショールームとなっ
定しました。工業用に製造された            ています。
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